【Freshコラム by ムガール】

=「今の日本に痛み止めか手術か?」=


お相撲さんタカノハナがひざの痛みを乗り越えて勝利した時は、小泉総理が叫んだ言
葉は、「感動した」。今回の小泉総理のスローガンも痛みをともに。そして、日本国民
はこれを信じてみごとにこたえた。
さーこれからは本番だ。国民のドクター小泉はどんな痛み止めをすすめるのか? そ
れとも手術か? パキスタンも民主主義国家だ、今まで何回もこのようなスローガンを
立ててきた政治家も多い。国民に国のために痛みや犠牲を求めて来た政治家も多い。

最近はパキスタンの国民から珍しい声も出てきた。

「今まで何回も国民ばかりが国のために犠牲を払ってきた、これからはリーダーたち
が犠牲になるべきだ!」

この声をパキスタンの新聞で読んだ時は、私はあるジャングルの王様ライオンの話を
思い出した。ジャングルで大変になった時はいつもライオン王は集会を開いた。みなに
今は大変だと言って痛みや犠牲を求めた。

そうすると羊やヤギや牛はこう言った。ライオン王様、いつもこのような大変な時に
私たちだけが犠牲になる。なぜトラやオオカミやライオンは犠牲を払わないのか?

ライオンは答えた。

「私たちは汚れたもの(イスラムの言葉ではHaram=ハラム)であり、供え物に
なれないだ。いけにいえになるためには素直で謙虚な清いもの

(イスラムの言葉でHalal=ハラル)が必要だ! だからおまえたちにお願いをするのだ」とライオンは言った。

痛みを共にという言葉を聞いて、もう一つのことを思い出した。私の日本人の奥さん
が私の五人の子供を生んでくれた。日本の少子化社会に貢献だ。かみさんに感謝。

お産の時は私が立ち会うようにしている。男は子供を生む痛みを経験はできないが、
立ち会った時よく理解できる。陣痛の痛みは大変なものだ。

先生は痛みをブロックする注射をしようか?と奥さんに聞かれた。奥さんはしないで

くれと言った。私が自然の痛みで子供を生みたいんだ!と奥さんが言った。この言葉を
聞いて私は「感動した」。

お医者さんも驚いた。私がパキスタンにいる自分の母のことを思い出した。自分の母
も私を大変な痛みで生んでくれたはずだ。だから私が子供を生む女性を尊敬するのだ。

日本も今は生まれ変わる時だ。下手にお医者さんから痛み止めの注射を受けるか? 
手術を受けるか? これからは国民の不安が増えるのだ。これからドクター小泉に国民
の痛みを和らげることを慎重にやってほしい。

(在日パキスタン人、フマユンA・ムガール)

mailto:mughal@gol.com



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